議員活動報告

現場de活動

現場de県議会in亀山 多文化共生の社会を考える

三重県議会では、公聴広報会議が中心となって議員が直接現場へ出向き、その地域の課題や三重県が取り組んでいる事業について意見交換を行う場として、「現場で県議会」という事業を行っています。
今回は、亀山市文化会館において「ダイバーシティー(多文化共生)社会の推進」について意見交換を行いました。
参加者は、外見からは障害や病気を抱えた方が援助を必要としているときにその意思を伝える(ヘルプマーク)を推進している方や、体と心の不一致による「性同一性障害のある方」、松阪フィリピン協会の方々です。
意見交換では、鳥羽市ではあまり話題にはなっていませんが、中勢や北勢では外国の方々が労働者として多く働いており、市営住宅やアパートに居住し生活されています。
課題として、ゴミ出しの問題や学校、病院でのこと等、身近な課題が沢山出されました。
身近な課題として
1 病院に置いてある問診表に英語の記載がないため、何を聞かれているのか、何を応えてよいか解らない。
2 学校から子供が学校通信を持ち帰っても、理解できない。
3  PTA活動に参加したくても、言葉が通じないので何をして良いか理解できない 等の意見が出されました。

私たち日本人からみれば、自分達で日本語を覚えれば済む事だと簡単に考えてしまいがちですが、逆の立場に立ってもっと親切に教えて欲しいとの意見や、多文化共生社会の実現に向けて行政が積極的に参加し、活動に対して予算化もして欲しいとの意見が寄せられました。
これから、多様な分野において労働力不足はますます進展するものと考えられます。
鳥羽市においても、観光、宿泊業、漁業等基幹産業の急激な労働力不足が深刻化してきており、私達も遅滞なくダイバーシティー(多文化共生)社会の推進を進めて行く必要があると考えています。

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