議員活動報告

研修・視察

タクシーに代わり、スマホアプリ利用の試み

「タクシー会社が地域から撤退した」この問題に取り組んでいるという京都府京丹後市へ総務地域連携常任委員会で視察してきました。

京都府京丹後市は、平成16年に6町村が合併して誕生した丹後半島にある日本海に面した所にあります。
京丹後市では、地方都市で共通の悩みである少子高齢化が進み、歩行が困難な方や障がいのある方など、タクシー会社が撤退したことによる不便さ解消にスマホアプリUBER(ウーバー)を利用した新たなサービスを始めているものでした。
その内容は、タクシー会社に変わるNPO法人が登録制による運転代行者による配車、輸送サービスで、利用者からは、携帯電話(スマホ)から最短の距離にいる運転代行者に連絡が入る仕組みで、依頼の際に所在地と行き先を入力することで走行距離料金も表示されるものです。また、料金についてもタクシーの半額程度に設定されており、携帯電話(スマホ)を容易に利用する方にとっては利用し易いものとなっていました。
一方、お年寄りで携帯電話(スマホ)が使えない方への問題やタクシー会社のある一部の町では配車できないなど課題も残っているとのことでした。
過疎化に伴う人口減少による「タクシー会社が地域から撤退していく」問題については、全国各地で問題提起がされており早急に取り組むべき課題でありますので、県下における各市町の状況に見合った対策について更に研究し議論してまいります。

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