8月3日〜5日にかけて子ども20人、大人20人の鳥羽市防災ボランティアの体験ツアーに参加しました。
福島県に入って、先ず驚いたのは近隣では見かける事の無い放射線量の表示計が高速道路脇に約10km間隔程度に設置されていたことです。
数字は0.8μシーベルト辺りを表示していましたが、表示計が設置されている事や双葉町、浪江町辺りでは耕作されていない田畑や人気のない人家も有り原発事故の影響の大きさを痛感しました。
南相馬市では放射線の影響で子ども達が外で遊ばなくなってしまっている事に危機感を覚え、体育館の開放や公園の整備、水遊びの池を作った『NPO法人みんな共和国』の高橋さんから、当時の活動内容や経過、現在の南相馬市の様子などの話を聞きました。
高橋さんは「南相馬市では伊勢志摩地域などの他の地域と全く同じ様な生活をしている」
「自分達が可哀想とか苦労しているなどとは全く思っていない」と力強く話してみえました。
次の浪江町では被害の大きかった請戸(うけど)地区の被害状況や請戸漁港の復興状況などを視察しました。
その中で釜石の奇跡と言われた鵜住居小学校と同じ様に請戸小学校も一人の被害者も出さず全員が避難した。 それも子ども達が「こちらの道が近いから」と自分たちで避難した、との話を聞いて改めて普段からの避難訓練が大事であるかを再認識しました。
その後いわき市の長源寺で宿泊や座禅の体験をさせて頂いた事、ハワイアンズで遊んだ事等、子供たちにとって貴重な体験であったと思います。
自分にとっても今後の防災を考える上で参考になることが沢山あり、議員活動に活かして行かねばと強く感じた福島ツアーでした。
研修・視察