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三重むすび塾 東日本大震災の教訓を防災に活かすために

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 伊勢市の「はーとプラザみその」で、中日新聞社と仙台市の河北新報社の共催による、「三重むすび塾」が県内で始めて開催されました。
 2011年の東日本大震災の教訓を防災に活かすため、「観光地の伊勢で旅行者や住民が生きるために」をテーマに、語り部として三人の方のお話を聞くことができしました。
 お三方の体験談は全て貴重なお話で、共通して語られていたのは、「これまでの津波はここまで来た事は無い」、「津波が来ても大した被害にあっていないといった安心感から母親、兄弟、両親をなくしてしまった」、「あの時そのまま一緒に避難していれば助かっていたのに」といった反省の言葉と、「地震は必ず来るから避難先を決めておく事」、「釜石の奇跡と言われるが、あれは釜石の訓練が活かされた事である」と口を揃えて言っておられました。
 その後、東北大学の今村教授からのお話もあり、大津波の襲来を想定したシミュレーション映像では、「紀伊半島沿岸部の津波到達は早い」、「津波は繰り返し襲ってくる」、「地形によってどの様に変化するか予想しにくい」との事でした。
 今後30年の間に南海トラフ大地震の起こる確率が70%から70%〜80%に見直されました。
 「避難訓練には先ず参加する」、「揺れたら逃げる」を実践するように心掛けましょう。

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